女性の肌は2つのホルモンに支配されています。

どちらのホルモンも、それぞれ肌に影響を及ぼします。

生理周期をめやすに、自分の肌のコンディションを把握しておきましょう。
 

好調期と不調期のある女性の肌

女性の肌は、女性特有の2種類のホルモンに影響されます。

ひとつは「プロゲンステス(黄体ホルモン)」、もうひとつは「エストロゲン(卵胞ホルモン)」です。

プロゲンステロンは生理前に分泌されるホルモンで、むくみやイライラの原因になっています。

皮脂分泌を増やし、ニキビやシミをできやすくするため、肌に不調をもたらすホルモンといってもよいでしょう。

この時期の肌はふだんより敏感になっているので、積極的なケアは控えたほうが賢明です。

もうひとつのエストロゲンは、生理後に分泌が高まるホルモンです。

コラーゲンを増やす作用などもあり、体内で最強の抗酸化物質ともいわれる、いわゆる「若返り」のホルモンです。

生理後はエストロゲンの分泌が高まり肌は安定するので、積極的なケアに適しています。

エストロゲンが増えると肌の調子がよくなる

とくにエストロゲンは美肌のために重要なホルモン。

肌年齢は、血中のエストロゲンの値が高いほど若く見えるという実験結果も出ているほどです。

エストロゲンの分泌量の増減を意識してスキンケアを続ければ、肌の調子が違ってくるはずです

女性ホルモン様作用のある食品

ホルモンというのは、わずかな量でも人のからだに大きな影響を与えます。

薬による摂取は副作用もあるので安易におこなうことができません。

ただし、ホルモンに似た作用(女性ホルモン様作用)をもつ食品を適度に摂るのはよいでしょう。

たとえば、大豆にはエス卜ロゲン様作用があります。

1日に納豆1パック(約50g)、豆腐なら半丁程度、豆乳なら1パック(200ml)をめやすに摂取するとよいでしょう。

「気」「血」「水」を知って、からだの中からととのえる。

東洋医学では、人間のからだは「気」「血」「水」という3つの要素でできていると考えます。

「気」は、全身を流れるエネルギーのようなものです。

元気の気、気分の気、と考えるとよいでしょう。

「血」は、血液と同じような概念で、肌や髪に栄養を与えるものです。

血は食べ物から生まれ、偏ったダイエットなどをすると不足します。

「水」は、体内の血以外の水分をさします。

水は足りなくなることはあまりなく、どちらかといえば、過剰になることで問題が起こります。

これらの3つの要素は、それぞれが関わり合ってバランスを保っています。

日々の生活や食事によって「気」「血」「水」に異常が生じる

「気」「血」「水」はそれぞれ、日々の生活や食事などによって、異常をきたすことがあります。

たとえば、過労が続くと気が不足して「気虚」になります。

気虚は車のガス欠のようなもので、からだが思うように動かなくなったり、肌のツヤやハリがなくなり、老けて見えるようになったりします。

また、運動不足や喫煙によって血の流れが滞ると「きけつ」が起こります。

きけつはいわば血行不良です。

肌にはニキビや湿疹、シミなどができやすくなります。

「気」「血」「水」は連動してバランスを保っている

「気」「血」「水」は、互いに関わり合ってバランスを保っています。

ですから、どれかひとつのバランスがくずれると、全体のバランスもくずれてしまいます。

そのため、自分に起こりやすい異常、つまり体質を改善し、からだをととのえていく必要があります。