コスメカウンターの「テスター」活用術

コスメカウンターのテスターはその名のとおり、メーカーの製品を自由に試す(テストする)ことができるコーナーですが、意外にうまく活用されていないように思います。

昔、テスターはカウンターの内側にありましたが、今は店頭に「さあどうぞ、お試しください!」とばかりに置いてあります。

せっかくあれだけの製品が並んでいるのに、みなさん、遠慮がちにササッとアイシャドウを手につけてみたり、こそっと口紅の色を試してみたり。

そんな利用の仕方ではもったいない。

みなさん、今度テスターの前を通ったら、その並べ方や製品をじっくりとご覧になってみてください。

そこにはただ単に化粧品が並んでいるのではなく、たとえば「クレンジング・コーナー」には「拭き取りタイプ」と「洗顔タイプ」という具合に、カテゴリー別にほぼすべての製品が整然と陳列されているはずです。

だから初めてそのメーカーの製品を使うときには、そのテスターを使ってひと通りの「リハーサル」をすることができるのです。

そして、わからないことがあれば、その場でスタッフに質問すればいいのです。

そのほうがやみくもにサンプルをもらって帰るよりもずっと効率よく「お試し」ができるし、そのあとでパンフレットをもらえば、家でじっくりと検討することができます。

これは余談ですがサンプルに関しては私もメーカー勤務時代いろいろと体験しました。

「化粧品を買うのがもったいないから」といわんばかりに、もらえるものはすべてもらってしまおうという方も、中にはいらっしゃいました。

でもそういう女性に限ってきれいにはなれないものです。

テスターは美容部員が化粧品を売り込むための「客寄せ」のように思われがちですが、そんなことはありません。

「先日、テスターで試したらよかったので、これが欲しいのですが」と一言いえば、美容部員だって「あ、この方、きちんと勉強して来られたんだな」と嬉しくなるものです。

そうすれば、とっておきの情報を教えてくれたり、肌の悩みにも親身になってくれるはず。

美容部員だって人間です。

ただ「化粧品ください」と言って来る人とは思い入れが違って当然なのです。

化粧品は決して安いものではありませんから、とくに新しいブランドの製品を買うときには、誰でも神経質になるものです。

そんなときに、雑誌やカタログの情報だけではやはり不十分。

ましてや、化粧品ほど「口コミ」情報があてにならないものはありません。

だからこそ、実際に使えて、すべてのラインがひと目でわかるテスターほど、あなたに多くの情報を提供してくれるものはないのです。

真実のスキンケア―「目覚めの朝」

忙しい朝はどうしてもスキンケアを簡単に済ませて、メイクに急ぎがちです。

でも本来は、朝こそ、メイクの土台となるスキンケアに力を入れてほしいのです。

ここをきちんとやっておけば一日の「化粧もち」がまったく違ってきます。

ところが、みなさんがよくやってしまう間違いが、化粧水をつけたらすぐに美容液、乳液、クリームとたて続けに重ねてしまうこと。

これでは、肌も慌ててしまい、それぞれの化粧品が肌に浸透しないままただ単に表面で混ざり合うだけになってしまいます。

それでは、夏なら最寄りの駅についた時点でメイクはすでにドロドロになってしまうのも無理ありません。

ですから、化粧水をつけたら3分、美容液をつけたらまた3分と、「次の化粧品をつりるまでに最低3分は待って」と私は言い続けてきました。

「でも、朝、そんなに時間がない」、そういう人は私が実践している「ながらスキンケア」を参考にしてみてください。

まず、洗顔のあとに化粧水をつけたら、コーヒーを入れる。

そして化粧水が浸透したら美容液。

それから若替える。

そして乳液またはクリーム。

そこで初めて鏡の前に座る。

つまりメイクに入るときにはすでにスキンケアも支度も終了しているというわけです。

これなら簡単に実践できるはず。

忙しいという理由から、1日の気分をも左右する、大切な朝のスキンケアで手を抜くのはもうやめにしましょう。