肌は寝ている間に生まれ変わる

肌のために食事に気をつかう人は多いのですが、睡眠はつい軽く見られてしまうようです。

睡眠不足が続くと肌がくすんだり、吹き出物ができたりと肌トラブルが起こりやすいとわかっていても、やりたいことをするための時間を優先して、睡眠時間を削ってしまうのでしょう。

しかし、肌にとって、睡眠不足は重大な問題です。

じつは食事よりも何よりも、睡眠不足は肌に大きな影響を与えます。

なぜなら、肌はおもに寝ている間に再生しているからです。

睡眠不足が続けば、肌の生まれ変わりが滞り、肌の調子が悪くなるどころか、肌老化が進んでしまうのです。

毎日十分に睡眠をとることで肌がスムーズに再生する

肌は、表皮の基底層で生まれ、上に押し上げられていき、古いものがアカとしてはがれます。

この肌の再生リズムをターンオーバーといいます。

ターンオーバーは、睡眠中におこなわれます。

昼間、起きて活動しているとき、血液は脳に多く集まり皮膚にはあまり行き届きません。

しかし睡眠中には脳の活動が休止し、皮膚や内臓などに血液が行き渡るのです。

スムーズに肌を再生するためには、毎日最低6時間は睡眠をとりたいところです。

極端な例をあげれば、帰りが遅くなってしまったときは、食事やスキンケアに時間をかけるより、寝てしまったほうがよいくらいです。

リラックスできる環境をつくり、質のよい睡眠を心がける

毎日の生活サイクルが不眠を生み出していることもあります。

睡眠時間をしっかり確保することは大切ですが、いくら長時間寝ても、よく眠れていなかったら肌もからだも元気にはなれません。

睡眠時間だけでなく、質のよい睡眠をとることも心がけましょう。

眠りが浅い、なかなか寝つけない、疲れが取れないといった不眠傾向の人が増えていますが、それは、毎日の生活環境に原因があるかもしれません。

たとえば、仕事で一日中、ほとんど動かずにパソコンに向かっているような人は、頭は疲れているのにからだが疲れていない運動不足の状態です。

眠りにつきづらくなるのは当然かもしれません。

帰りに一駅分歩いてみたり、休みの日にはスポーツをするなど、からだを動かすようにしてみましょう。

24時間テレビやパソコンを見ることができるなど、脳が休まることのない刺激的な環境も、快眠を妨げる原因になっています。

脳も休息が必要です。

自分で意識してリラックスできる環境をつくってみましょう。

自分に合った方法で快眠をつくる

快眠はほんの少しのくふうで得られるものです。

たとえば、自分に合った枕を選んだり、パジャマや布団を肌ざわりのよいものに変えたりするだけで、眠りの質が改善されることもあります。

また、眠る前の過ごし方を少しくふうするだけで、よく眠れるようになります。

大半の不眠は病気ではなく、生活改善で治せるものです。

思いきりからだを動かせば、だれでも疲れて寝てしまいます。

安易に薬などに頼らず、できることから改善していきましょう。