皮指に惑わされて真皮までス力ス力になるトラブル肌

過剰な皮脂と汗によるさまさまなトラブルに悩まされるのが、夏型悩み肌です。

具体的には、皮脂によるテカリやベタつきはもちろん、それによって起こる化粧崩れや毛穴の開きといったトラブルに見舞われます。

また、肌のキメが粗く、1年を通じてTゾーンが脂っぽい傾向にあるでしょう。

さらには、シミができやすく、肌がくすみがちで、ハリや弾力がなく、目もとや口もとに深いシワができることもあります。

特に、強い紫外線によるダメージや汗による塩害、冷房による乾燥などと切っても切り離せない、肌にとって過酷な季節、夏にトラブルが起こりがちです。

取り過ぎて、与えない。だからエネルギーが奪われる

この肌も一見、皮脂過剰のようですが、じつは水分不足。やはり「取り過ぎ」が原因です。

皮脂を取り過ぎると、肌は必要な皮脂を奪われたというSOSを察知、カバーしようとさらに皮脂を分泌させます。

そしてベタつきが加速されます。

さらに「与えない」のも大きな原因。

ベタつきやテカリを招くからと、必要なものさえも省くので、真皮がそれを補う役割を果たそうとします。

これでは2階を補強し、1階がスカスカになっているようなもの。

表面が脂っぽいのはもちろん、肌の奥深くまで根づいた頑固なシミ、深いシワができやすいのはそのためです。

春型がより進行した状態とも言えるでしょう。

「取り過ぎ」「与えなさ過ぎ」「省き過ぎ」のトリプルダメージ

夏型悩み肌の人も、まずは「取り過ぎ」ケアが大きな原因です。

この肌タイプは、固形石けんを使い、肌がキュッキュッと音を立てるほどにしっかりと洗うのが大好きという人も多いはず。

とにかく、肌のテカリやベタつきをすっきりさせたいからです。

しかも、すっきりさせたいという思いから、何度も洗顔をしたり、ゴシゴシこすったりと肌への触れ方やスキンケアそのものが雑になる傾向があります。

それも取り過ぎを助長します。

こうして、どんどん水分不足を招き、皮脂で守ろうと過剰に皮脂を分泌するのです。

次に、夏型悩み肌のトラブルがより深刻なのは「与えなさ過ぎ」も原因のひとつです。

この肌タイプは、化粧水好きの傾向もあります。

それは、水分不足を自覚しているからではなく、どちらかというと「スキンケアはしなくてはならないけれど、さっばりしたものしか与えたくない」ので、化粧水が最適と思っているからです。

「化粧水=安心」という誤解をしています。

そして、もうひとつの原因が「省き過ぎ」。

化粧水でスキンケアを終わらせ、美容液、乳液やクリームといった栄養を省くのです。

水ばかりを飲んでいても、人は生きていけないのと同じで、肌も水分だけでは不充分。

これでは、せっかく与えた水分も蒸発してしまい、まったく意味がなくなります。

さらには、肌のテカリが気になるからと、UVケアや下地を省きがち。

そのくせ、ファンデーションはパウダリーを使ってカバーしようとします。

これでは余計に水分を奪われ、トラブルが加速されるだけです。

紫外線を浴びたり、汗をかいたりしたときに、肌がヒリヒリとすることはありませんか?

これは肌のSOS。肌が相当傷んでいるサインですから、注意が必要です。

水分不足&栄養失調肌を肌の奥からリセット

夏肌悩み肌は、これらの間違いを正すことです。

まずは、石けん洗顔を今すぐやめて、必要な潤いを残してやさしく洗うことを心がけましょう。

また、春型より肌の奥が傷んだ状態にある夏型は、肌を奥底から元気な状態に戻すために、表皮だけでなく真皮の強化をしなくてはなりません。

つまり、表皮と真皮のケアを同時に強化して行うことが必要です。

ローションパックで奥深くまで水分を補ったうえで、真皮まで届く美容液をしっかりと入れ込みます。

クリームを避ける傾向にありますが、それでは表皮から潤いが奪われるばかり。

「べタつくのが嫌いだから」と自分の好みを肌に押しつけていては、理想的な健やかさからどんどん遠ざかります。

さっぱりとしたテクスチャーでありながら、しっかり保湿できる乳液やロスミンリペアクリームホワイトをセレクトして、必ずケアに加えてください。

体を冷やす習慣が、肌のトラブルを加速させる

春型悩み肌、夏型悩み肌の人は、暑がりで汗っかきの傾向にあります。

そのため、暑い季節になると、冷たい飲み物や甘いジュース、すっきり感のある炭酸飲料、そしてそうめんや冷ややっこ、生野菜サラダなどのような冷たい食べ物ばかりを口にします。

しかも、部屋はいつも、冷房をめいっぱいきかせている状態だし、ましてやお風呂に浸かるなんてことはしないでしょう。

こうして、無意識のうちに体を冷やすことばかりしているのです。

すると、人間が本来備えているはずの、体温を調節する「サーモスタット機能」がすっかり壊れてしまいます。

また、脂っこい食べ物や、香辛料をきかせたもの、塩辛いものなどの刺激物が好きな傾向もあります。

これも肌にとっては大敵。

それでいて、味のついた飲み物ばかりで水を飲まないので、これでは、代謝が悪くなるばかり。肌は治りません。